なぜFXを始めたのか?

基本的に当サイトは、FXに関してあまり肯定的な意見は書かれていない。

FXは口座開設アフィ等の報酬が凄いので、「FXは投資!」などと煽って口座開設させようとするクソアフィブログが多いが、FXなど所詮、競馬やパチンコ等と同じ、ただのギャンブルに過ぎない。

FXは投資ではない

FXが儲からない理由と、唯一儲かる方法

本来、私はギャンブルは一切やらない。

宝くじを買うこともないし、競馬の馬券を買うこともないし、パチンコ屋にも一切行かない。

そんな私が、唯一手を出してしまったギャンブルがFXだ。

なぜギャンブルを一切やらない私が、FXみたいなギャンブルに手を出してしまったのか?話は2013年まで遡る…。

 

2013年年始、仕事始めの前に部長の新年の挨拶を聞くために、会議室にみんなで集まった。

どうせ新年の挨拶なんて大した話でも無いので、軽く聞き流すか…程度だったのだが、開口一番、部長から衝撃の事実が告げられる。

 

この会社、あと3年持ちません!

 

なん…だと?

だが、思い当たる節は色々ある。ありすぎて困るくらいだった。

 

私の勤め先はニンテンドーなんちゃらや、プレイステーション等のいわゆる家庭用ゲーム機(一般的にはコンシューマーと呼ばれる)にソフトを供給するゲーム会社だ。

そしてコンシューマー業界には、近年産業構造的に重大な問題が発生しつつあった。

それは、iPhoneやAndroid端末等、スマートフォンの普及によるソシャゲの台頭&コンシューマの衰退である。

ユーザー視点から見ると、コンシューマーゲームもソシャゲも同じゲームなんだから大した違いはないように思えるが、産業構造的にはこの2つは全く別物だ。

コンシューマーゲームは、ファミコンやアーケードゲームを紀元とする昔ながらのゲーム会社が作成するのに対して、ソシャゲはその名の通り、SNS等のソーシャルメディアを発端としたIT関連会社が作成するものだ。元から業種が違うのである。

市場規模マップでもこの2つの業界は明確に区別されている。

ゲーム業界にあまり詳しくない人のために、参考動画を貼り付けておく。

外部から見たら、これは市場シェアが単にコンシューマーゲームからソシャゲにシフトしているだけにすぎないので、コンシューマーゲーム会社もソシャゲを作ればいいんじゃね?と思うかもしれない。

しかし、多くのコンシューマー会社は、このソシャゲブームに乗り遅れた。

そもそも初期のソシャゲなんざ、Webブラウザでちょろっと画像を表示するだけのようなショボいものが多く、こんなクソつまらんもんがコンシューマの敵になるなんて誰も思っていなかった。

だが現実は、スマートフォンの普及速度&性能向上があまりにも早く、気付いたらガチャを筆頭とするソシャゲの収益構造により、コンシューマー業界はソシャゲ業界に圧倒されていた。

この業界には一番煎じの法則、二番煎じの法則というものがある。

100万本売れるソフトが出たら、それを真似したゲームをすぐ2番目に出せば同じく100万本売れる!ただし3番目だと飽きられてもうダメという法則だ(ドラクエが一番煎じで、FFが二番煎じという感じ)

投資の世界におけるファーストペンギン、セカンドペンギン等と同じで、新規分野に一番先に飛び込んだものが、リスクは高いがリターンは大きい、稼げるのはせいぜい2番目までという奴だ。

そしてうちの会社はソシャゲブームに圧倒的に出遅れた…もう二番煎じどころか十番煎じくらいじゃないかというくらいに、ソシャゲ参入は遅かった。

コンシューマーゲームで培ったブランド力があれば、ソシャゲ業界のシェアを奪うのは容易いと当初は思われていた。

だが現実は違った。業界が違えばユーザーも違う。

ソシャゲのユーザー層はコンシューマーとは全く違い、ブランドなんか通じなかったのである。

全くヒット作は生まれず、赤字を垂れ流すタイトル続出の大失敗。

 

外部環境だけ見ても絶望的な状況だが、内部ではさらに深刻な問題が発生していた。

それは人材流出である。

ゲーム会社「助けて!ソシャゲー会社に人材が引き抜かれまくりなの (´;ω;`)」

世の中稼げるビジネスには、際限なく人的リソースや金が投入される。

衰退の一途を辿るコンシューマーなんぞ、もはやソシャゲ業界からは見下される存在であり、大手ソシャゲ会社から「任天堂の倒し方、知らないでしょ?オレらはもう知ってますよw」と煽られる始末(当時ネットでかなり話題になった)

また、ある者はソシャゲ会社に面接に行ったら「その給料、うちの新卒より安いっすよw」等と馬鹿にされた。

元々待遇の良くないコンシューマー会社では、儲かりまくっているソシャゲ会社の福利厚生給与などに太刀打ちできるわけなく、渋谷ヒカリエに移転した大手ソシャゲ会社はランチが無料だとか社内で話題になったりもした。

そして身近な人も、かなりソシャゲ業界に行く人が多かった。

ネトゲのサーバー管理者など、かなり重要ポストに居る人までもが、あっさりとソシャゲ会社に移籍したりもした。

 

この人材流出というのは、コンシューマー会社に残った人達に取ってはボディーブローのようにじわじわと精神と体を蝕んでいった。

何しろ人が減っても仕事量は減るどころか増えるばかり。

中途採用の募集をかけても、当然待遇面でソシャゲ会社に負けているので誰も応募してこない。

新卒を採用したとしても、やっぱり待遇面が悪いのか仕事内容がきつすぎるのか、1年も経たないうちに半数以上が辞めていくという始末。

当然作る人が居ないのだから、ゲーム開発なんて進まず、いつまで経っても完成するわけはない…特にプログラマは圧倒的に不足していた。

それでも発売日に間に合わせようと、無茶なスケジュールで開発を進めた結果、メインプログラマの交代が3回、プログラマの離脱が9人(メンタル死んだ&ソシャゲ会社に引き抜かれた)という、前代未聞の大崩壊プロジェクトが現れてしまった…。

もう発売日に絶対間に合わない…1回目の発売延期発表による市場の反応は限定的だった。

だが、発売延期をした所で、そもそも作る人が圧倒的に不足しているのだから、いつまで経ってもゲームなど完成しない…そもそも完成するのかこのゲーム?もしかして発売中止?

その結果、2回目の発売延期発表…さすがにもう市場は許してくれなかった…。

 

発売延期発表をした途端、まるで会社が倒産したかの如く、株価は大暴落し、あっさりと年初来安値を更新。

その日の東証値下がり銘柄1位という不名誉な記録を樹立し、その大暴落っぷりがヤフートップニュースで報道されるという大惨事を引き起こしてしまったのである。

世界の投資家達から、もはやコンシューマー会社は投資対象とみなされない…。

そう、私の勤め先は外部的にも内部的にも、ソシャゲ会社に完全に駆逐されてしまったのである。

そして冒頭の「この会社、あと3年持ちません!」の新年挨拶に続く…私の働く場所は3年以内に無くなる事になった(泣)

 

時代はアベノミクス…もう終わったコンシューマー会社に残っていてもしょうがない。

これからは投資家として生きていこうと思いたったのだが、当時金融リテラシーが全く無かったため、間違って投資ではなくただのギャンブルであるFXに手を出す事になる…。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)